東洋医学とは一体何でしょう。 それは、中国で起こり発達し日本に渡って来た中国医学を指します。そして、黄河流域に発達した鍼、灸の北方圏医学と、揚子江流域に発達した漢方薬の南方圏 医学の2つに分けられます。自然環境の違いで地味の豊かな揚子江流域では植物が繋がり漢方医学が発達したと思われます。また、東洋医学と現代医学(西洋医 学)の違いは、自然と相対して病気を考えるか、自然の中に溶け込み病気を考えるかの大きな違いがあります。そして、色々な病状を1つの疾患として見るか、 個々の病気を1つlつとして取りあげていくかの違いだと思います。要するに、自然界がいつもうららかな春の日ばかりとは限らず、雨や嵐の吹きあれることも あるように、人間の体にも、好・不調があり、人間の体の症状として、あくまでも自然現象の1つとして提えていくのが、東洋医学と西洋医学との大さな違いで あると思います。
私は、東洋医学の理念をもち、個々の病状に対して西洋医学の素晴しい検査等の診断能力をもって、東洋医学と西洋医学の融和した治療手段をもって、私達の健 やかな心と肉体を守っていけば、それは、素晴しい医療ではないかと思っております。
漢方医学は,その本質的目標は、私達の肉体に害がなく、その体質改善にあると思っております。例えば、気管支が弱く風邪を引き易い人や癇が強く夜泣きのある子やアトピー体質の子供や更年期障害の女性などの数多くの体質改善ができます。
鍼については、み なさんはツボという言葉は良く御存知と思います。経穴すなわちツボは全部で365個あると言われています。組織的に、何かあるのかというと、器官としては 発見されていません。また、大きさは、直径1mm大で、口内変動で5mm位 移動すると言われています。また、何故、痛みに対して有効なのかは、はっきり解明されていませんがエンドルフィノの分泌促進(脳内より出るモルフィノ様物 質)によると考えられています。しかし、有効な鍼の治療も、鍼をさすことに恐怖を感じる人が多々いると思います。私は、赤色可視レーザーによる治療をする ことにより、鍼をさすことの恐怖から患者さんを解放し、治療していきたいと思っております。もし、東津医学に興味をお持ちの方がいらっしやったら、いつで も、外来にいらしてください。
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